水引アレンジ!袴の飾りは紐が人気?

これまで卒業式などのに袴をはいた時の髪飾りというと、つまみ細工やアートフラワー、ドライフラワーなどが主に人気でした。

ところがここ最近では、インスタなどで袴の髪飾りとして水引(みずひき)や組紐、リボンといった紐類が流行し可愛いヘアアレンジがたくさん出ていています。

水引や組紐って皆さんはどういったものかご存知でしょうか?

飛鳥時代に渡来した水引の歴史や、水引と組紐の違い、袴姿にぴったりなヘアアレンジまでご紹介します!

今回のの記事では

  • 水引とは?
  • 組紐とは?
  • 袴に合うヘアアレンジを知りたい
  • 水引のヘアアレンジを知りたい
  • 水引ヘアアレンジの注意点は?

などが気になる方に読んでいただけると嬉しいです。

水引とは?袴姿で人気?

水引(みずひき)とは、元々は飛鳥時代に中国から伝わったものです。

遣隋使が中国へ渡った際に、贈り物に対して「心を込めている」という思いを表すために水引で包まれたものを持ち帰ったのが始まりです。

贈答品の包み紙や封筒などにかける紅白や白黒などの帯紐のことも同じく水引と言います。

また、3本や5本に並べて固めたもので、贈り物の飾り紐のことです。


「人と人を繋ぐ」という意味がある水引には、現在でもご祝儀袋などのおめでたい時などに用いられていますね。

渡す相手やシチュエーションで結び方が異なり、結婚式のご祝儀では簡単には解けない「結び切り」や「あわじ結び」が一般的で、「蝶々結び」などの解けやすい結び方は避けられています。

袴の髪飾りとして使用される水引には、結び方にきまりがないので気に入ったもので構いません。

「あわじ結び」を応用したカジュアルな梅結びもかわいらしく、袴の髪飾りとしてオススメです。

また、水引は慶事と弔事で配色も決まっていて、おめでたい時は赤と白、金と銀、赤と金の配色が使用されます。

華やかさが出る配色であるので卒業式でも人気です。

「組紐」を袴姿に使う方法

組紐(くみひも)は映画「君の名は」で一気に知れ渡ったり再注目された、絹糸や綿糸を組んだ紐のことを言います。

麻糸や紙紐で組まれている場合もあります。

「打ち紐」とも呼ばれています。

通常は絹糸などの繊維類を数本または数十本の単位として、これを3つ上揃え束にし、ある一定の組み方に従って斜めに交差させて作られたもののことを指します。

「角打ち紐」、「平打紐」、「丸打紐」の3種類に大きく分けられます。


水引との違いは「組紐」の名前の通り、紐が組まれているかどうかです。

組紐はミサンガのように複数の糸を組み上げてできた紐です。

髪紐や武具の飾り紐、現代では着物の帯締めなどにも使用されています。

帯締めもシチュエーションによって紐の太さや組み方が変わり、紐が太いほど糸がたくさん使用されているので効果とされています。


昔からある髪紐やトレンドの髪飾りとして使用されている組紐は、細身のものが多いです。

紐が細かいほどヘアセットをする際に使いやすく、模様も細かくなるので繊細な雰囲気になります。

色違いの細い組紐を数本用意し、水引のように鼻結びを作って袴の髪飾りとして使用するのも人気です。

また、紐の両端に房を作ると歩くたびに房が揺れ華やかな印象になります。

ハーフアップにして蝶々結びにすれば大正ロマンな雰囲気になるので、矢絣柄の卒業式袴をレンタルされた方は必見です。

水引以外のアレンジ【リボン】

水引や組紐と続いて袴の髪飾りとして人気なのが、レース状になったリボン。

卒業式の袴だけではなく、洋服に合わせる髪飾りとしても人気ですよね。

リボンが袴の髪飾りとして人気の理由は、白やクリーム系統の袴コーデが流行っているからでしょう。

アンティーク調な袴コーディネートが完成するので、おしゃれな女子大生の間ではどんどん人気が出てきています。

水引や組紐のように花結びの形を保つのはリボンには難しいので、編み込みのアクセントにしたりポニーテールに巻き付けワイヤーポニーのヘアアレンジとして使用されることが多いです。

水引のヘアアレンジ注意点

袴姿にとても似合う水引のヘアアレンジですが、実は注意も必要です。

水引は元々髪の毛につけることを前提として作られてたものではないので、簡単にすぐにはつけられる状態にはなっておらず、施術する側が形を作りながら固定したりする必要があります。

水引の特性上、通常の髪飾りのように髪の毛をしっかりととらえて固定ができるものではなく、しっかり止められる土台がない場所には飾りを止めることができません。

水引のヘアアレンジをする場合はゆるっとしたふわふわなヘアアレンジよりもタイトなヘアアレンジの方が水引の飾りもしっかりと固定されて安定します。

水引は狭い範囲で細かくしたヘアデザインにするよりも、広範囲でヘアデザインした方が安定し、水引の良さが綺麗に引き立ちます。

引水や組紐の使い方?髪飾り仕様のコツ

これまでに、袴姿の髪飾りとして流行中の水引、組紐、レースをご紹介しましたが、次は実際に髪飾りとして使用するイメージをご紹介していきます。

ピンク、黒、ベージュの三色の組紐と水引を使用したヘアスタイル。

祝い事をイメージさせる大きな花結びが可愛いワイヤーポニー。

この組み合わせは、毛先が組紐の糸と混じり合い華やかでカジュアルな印象になります。

着用する袴をポップなデザインから選びたい方にもおすすめです。

動きを見せるワイヤーポニーのヘアスタイルとも相性がバッチリです。

二つ目は、両側にまとめられたツインのお団子ヘア。

明るい袴の色を引き立てるようにベージュの紐でお団子を巻き、オレンジ色のピンポンマムを添えます。

活発でとても動きやすそうな袴の雰囲気との相性が良いスタイルです。

三つ目は、リボンを重ねたようにアレンジされた組紐の髪飾りです。

金色で書かれた梅柄などと同じ色味で、統一感のある袴姿に仕上げたい方におすすめです。

組紐の他にも、着物と同型色の緑の髪飾りが添えるのもおすすめです。

より豪華な印象を与えたい方に好まれます。

四つ目は、レースのリボンを髪飾りとして使用する方法す。

レトロ感のあるレースのリボンとレトロデザインの卒業式袴は相性が良いです。

細やかなつまみ細工も合わせることで卒業式らしい古典な雰囲気も押さえています。

袴に合わせる髪飾りでお悩みならぜひ参考にしてみてください。

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まとめ

袴の髪飾りとして流行中の水引、組紐、リボンを取り上げてみました。

いかがでしたでしょうか?

それぞれの髪飾りの特徴は以下の通りとなります

水引

1本の紙糸を何本か束ねて使用される
おめでたい配色として、白、金と銀、赤と金で組み合わせがある
袴の髪飾りとしては結び方の決まりは特にない

組紐

数種類の糸を1本の紐に組み上げている
細い組紐を重ねて弾き水のように花結びをすることもできる
紐が太いと紙紐としては使いにくい
紐の両端の房が袴姿を華やかにする

リボン

白系統の袴コーデとよく似合い、アンティークな雰囲気になる
紐状のレースリボンは、編み込みやワイヤーポニーなどのヘアアレンジに最適

今回ご紹介した髪飾りのほかに、アートフラワーやつまみ細工などの髪飾りについて詳しく知りたい方は「卒業式袴の髪飾りおしゃれに決める3つのポイント」をご覧ください

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