美容院の白髪染めがすぐに落ちる原因と対処法を美容師が解説

せっかく美容院で白髪を染めてもらったのに、すぐに色が落ちてしまう!
染めてから数日しかたってないのに、髪が黄色くなったり、キラキラになったりしている!

「せっかく綺麗に染まったと思っていたのに、1週間も経てば、色落ちが始まっている気がする。」

なんで??

そんなお悩みをお持ちの方はいらっしゃいませんか?

白髪染めもファッションカラーも、時間の経過とともに色落ちしてしまうのは仕方のないことです。

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白髪染めが落ちやすい人の特徴と対処法

ですが、せっかく染めてもらった白髪染めなんだから、なるべくなら長持ちさせたいと思うのが本音ですよね?

どうして、白髪染めがすぐ落ちてしまうのでしょう?

染め直しのためにわざわざ美容院に行くのは時間もお金もかかってしまいますし、おっくうになってしまいますよね。

そこで今回は、美容院に通っているのに、白髪染めがどうしてすぐ落ちてしまうのか?その原因と白髪染めを長く維持する方法についてご紹介します。

白髪染めがすぐ落ちる原因

せっかく美容院に通っているのに、白髪染めがすぐに色落ちしてしまうというお客様がいらっしゃいます。

なぜそうなってしまうのでしょう?

考えられる主な原因についてそれぞれ解説します。

  • 髪が傷んでいる
  • 染まりにくい髪質である
  • 明るめの色合いで染めている
  • 美容師による施術が間違っている

などが挙げられます。

髪が傷んでいる

髪が傷んでいるダメージヘアは、色持ちが悪いと言えます。

ダメージヘアは一度傷んでしまうと、高級なトリートメントを使っても残念ながら回復することはありません。

そのため、ダメージヘアを改善する場合は、傷んだ部分(主に中間から毛先)をカットして、少しずつ伸ばしていくことが必要です。

髪はすぐには伸びないため時間はかかりますが、一度切って伸ばす方法が一番確実です。

ダメージですぐに色落ちしてしまう場合は、思い切って一度短くすることをおすすめします。

ダメージヘアが改善され、白髪染めが長持ちすることにつながります。

染まりにくい髪質である

髪質は人それぞれです。

直毛の人もいれば、くせ毛の人もいますし、太くてしっかりした髪の人もいれば、猫のような柔らかい髪の人もいます。そのため、同じカラー剤でも、髪質によって染まり方に違いが出てしまいます。

硬くて太い髪の場合、染めるのはかなり難しいため、染まりにくい髪質の方でも、色持ちを優先するのであれば、濃いめの色で染めるようにするのがおすすめです。

明るめの色合いで染めている

白髪染めの場合、ダーク系の暗い色のほうが長持ちする傾向にあります。

色が明るければ明るいほど、色落ちが早く、染料が薄く流れてしまうことが多いのです。

白髪を明るく染めたいというご要望をお持ちのお客様もいらっしゃいますが、髪質や白髪の量によっては、すぐに色落ちしてしまう可能性があるため、おすすめしないケースもあります。

ですが、お客様のご要望になるべく応えたいという美容師の方も多いと思いますので、そのまま明るく白髪を染めてしまうというケースもあるようです。

白髪を長持ちさせたい場合、暗めの色を選ぶのも一つの方法です。

美容師による施術が間違っている

最後に、あってはならないことですが、美容師が忙しいなど、何かしらの理由から、手を抜いてしまうというケースです。

せっかく美容院に通ったのに、2、3日でなんだか色が落ちてきたと感じられるのであれば、残念ながら、美容師側の問題が考えられます。

その場合は、遠慮せず、白髪染めをしてもらった美容院に問い合わせてください。

染め直しをしてくれるはずですので。

色落ちを防ぐポイント

白髪染めを長く維持したい場合は、暗い色(5~7色)でオーダーするのがおすすめです。

髪が重く見えるという印象を受けるかもしれませんが、洋服や小物で色味をプラスすることで、大人な女性としておしゃれな感じになります。

また、毎日使うシャンプーやトリートメントで髪がコーティングされている場合は、脂分が残っていると白髪が染まりにくくなります。

美容院で白髪染めをする場合、前日には使用を控えるようにしましょう。

【美容院での白髪染め】すぐ落ちるのを防ぐ方法

ここまで、美容院での白髪染めがすぐ落ちてしまう主な原因について解説してきました。

ここからは、白髪染めがすぐ落ちてしまう原因をもとに、その解決方法についても、いくつかご紹介していきましょう。

暗めのカラーを使用する

白髪染めを、できるだけ長持ちさせたいのであれば、暗めの色がおすすめです。

ただし、暗めの色は、白髪染めを長持ちさせてくれますが、白髪を目立たなくしたいという場合には、明るい色のほうがおすすめです。

白髪染めを長く維持するほうを選択するか、白髪を目立たなくさせるほうを選択するかは人それぞれだと思います。

ですので、最終的にはご自分の好みに合った色を選ぶのが一番ですね。

白髪染めをが落ちても目立たないような色にします。

白髪染めがすぐに落ちてしまうという場合は、白髪染めが落ちても目立たないような髪色にしておくのも1つの方法です。

ハイライトカラーやポイントカラーのような部分ハイライトは、白髪とも相性がいいため、よく馴染みます。

そのため、白髪染めが落ちても白髪が目立ちにくくなります。

また、ハイライトカラーやポイントカラーは、髪を立体的に見せてくれるという特徴もあり、髪をふんわりと立体的に見せたい方にもおすすめです。

部分ハイライトは、染め直しのために頻繁に美容院に通うのが難しいという方にもおすすめですね。

白髪染めは上手な美容院で

白髪染めだけでなく、カットも上手な美容師にお願いすることが大切です。

今通っている美容室が合わないと感じたら、思い切って違う美容室に行ってみるのもいいかもしれません。

新しい美容院を探すのは勇気がいりますが、今まで通っていた美容院とは違うところでカットやカラーをしてもらうと、気分も変わりますよ。

ヘアケアをしっかりする

髪のお手入れをきちんとすることも大切です。

一番大切なのは、髪を傷めないことです。先ほど説明したように、髪の毛は一度傷んでしまうと元には戻らないので、切るしかありません。

そのため、そもそも髪を傷めないように気をつけましょう。ダメージヘアの大きな原因であるパーマや縮毛矯正、ブリーチなど、髪に負担をかける施術をしないだけで、深刻なダメージを回避することができますよ。

そして、自宅でのヘアケアもしっかり行いましょう。高価なヘアケア用品を使う必要はなく、自分に合っていると思うものを使って、ヘアケアをしていけばいいのです。

そして、自宅でヘアケアをしていれば、基本的にサロンでのケアは必要ありませんよ。

グレイヘア(銀髪)にしてみる

頻繁に染めるのが難しい、白髪染めが体質に合わないという方は、思い切って白髪染めをやめて、グレイヘア(銀髪)にするのも1つの方法です。

最近では、白髪を染めずにグレイヘア(銀髪)にする人も増えていますので、思い切ってチャレンジしてみるのもいいのではないでしょうか。

どこに行っても同じとは限らない

毎日のご自宅でのヘアケアや傷んだ髪をカットし改善させるなど、根本的なところから対策するのも大事なポイントです。

また、使う色によっても、色落ちするタイミングが変わってきます。

基本的に、暗い色を使用した場合は、白髪染めを長く維持することができますが、明るい色を使用した場合は、早く色落ちしやすいので注意しましょう。

逆に、白髪を目立たなくしたい場合は、明るい色を使用したほうが目立ちにくくなります。

また、ハイライトカラーなど部分的に染めることで、白髪染めが落ちても、白髪が目立ちにくくなりますので、おすすめです。

思い切って、白髪染めをやめて、最近流行のグレイヘア(銀髪)にしてみるのもいいですね。

セルフケアの方が早いかも

最近は、ドラッグストアなどの市販の商品も進化しています。

もちろん、セルフケアなら美容院に行くよりも早いし、綺麗に染まればラッキーです。

しかし、ダメージは大丈夫ですか?

もし、自分の髪のキューティクルが傷んでいる事が心配な人や気になっているなら、お店で痛みを抑える薬剤を使用してもらう方が安心です。

サロンで染まらないからといって、人気の商品を選べばよいということではありません。

屋外のケアも注意が必要

外に出かけることが増えたことで、紫外線を受けやすくなっていませんか?

肌用のUVケアはしているのに、頭は無防備な状態で放置している方もたくさんいらっしゃいます。

頭全体に強い紫外線を受けることで、頭皮や頭髪にも負担がかかります。

少しでもダメージが気になる方は、帽子を被るなどのケアを心がけましょう。

ダメージヘアが気になる方は、放置せずに、サロンにご相談ください。

当店では、頭浸浴のメニューもご用意しております。

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それでは、今回はここまでです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました

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