市販の人気シャンプー【選び方のポイント】
「市販シャンプーは、どれが人気で、その中でどれがおすすめですか?」
最近、お客様からこのような質問をよくいただきます。
普段お家で使うシャンプーは、ドラッグストアなどで購入できる市販のシャンプーを使うことが多いと思います。
しかし、どれを選べば良いのか迷ってしまうという方も多いですね。
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なるべくなら、髪のプロである美容師がおすすめする市販シャンプーを選びたいという方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、人気がある市
販シャンプーの中でも、どれを選べばよいのか、シャンプーの選び方について、髪のプロである美容師の目線からご紹介していきましょう。
また、正しいシャンプーの使い方についてもお伝えしていきますね。
人気の市販シャンプーから選ぶ方法
最近の市販シャンプーは、サロン用のシャンプーと比べても、引けを取らない優れたシャンプーが多く販売されています。また、種類も豊富で選ぶのが難しいですよね?
選ぶポイントって何かな?
そう思っている方のために、人気のある市販シャンプーの中でも、何をどう選べば良いのか、以下の4つの項目に分けてご紹介していきます。
- 洗浄力
- 仕上がり
- 香り
- 髪のお悩み
洗浄力
洗浄力は、顔の肌質によって、選ぶ基準が変わります。
脂性肌であれば洗浄力の高い成分、乾燥肌や敏感肌であれば洗浄力の低い成分を主成分としたシャンプーを選ぶとよいでしょう。
顔の肌と頭皮は繋がっているので、普段のフェイスケアに合わせた肌質のシャンプーを選ぶことが大事です。
ただし、最近の市販シャンプーの多くは、洗浄力の高い・低いに関わらず、成分の組み合わせによって乾燥による刺激を調整し、汚れをきれいに落とすことを目的としています。
ですので、必ずしも、この成分を使っているシャンプーだからおすすめとは言い切れないところがあります。
まずは、気になるシャンプーを見つけたら、お試しサイズを購入してみて、自分にあうかどうかを試してみることをおすすめします。
仕上がり
仕上がり感も、シャンプーによって様々です。
さらっと軽やかな仕上がり、指通りがよくまとまり感のある仕上がりなど、サロン用シャンプーと引けを取らないシャンプーもありますし、逆に、キシみやすい、パサつきやすい仕上がりになってしまうシャンプーもあります。
髪のダメージや広がり、パサつきが気になるなど、仕上がりを重視したい方は、ダメージケアに効果的な成分が含まれるシャンプーを選ぶとよいでしょう。
仕上がりで選ぶ際も、洗浄力と同様に、ご自身の顔の肌質に応じて、脂性肌タイプ、乾燥肌タイプ、敏感肌タイプのシャンプーを選ぶようにしてください。
ただし、髪のダメージが気になる場合は、保湿成分や補修成分を重視する必要はありません。あくまでシャンプーなので、気になる方は、トリートメントやヘアマスクなどをチェックするようにしましょう。
香り
香りは、選ぶときの大事なポイントです。
シャンプーは毎日使うものだから、香りや泡立ちはこだわりたいですよね。サボン系の香りは人気も高くおすすめですよ。
また、パートナーや家族など、男女兼用で使う場合には、フローラル系よりもハーブ系やシトラス系が人気がありおすすめです。
泡立ちについては、どのシャンプーも違いはあまり見られないため、あまり気にすることはないでしょう。ただし、泡立ちについては、頭皮の汚れ具合によって当然変わります。
頭皮の汚れがひどい場合には、2度洗いなどをしましょう。
髪のお悩み
抜け毛や薄毛、フケやかゆみなど、髪に関するお悩みがある場合には、その症状にあったシャンプーを使うようにしてください。
育毛効果のある薬用シャンプーや乾燥を防ぐシャンプーなど、お悩み合わせた成分が配合されたシャンプーを選ぶようにしてください。
【肌質別】おすすめな成分
シャンプー選びで大事なポイントは、顔の肌質に合わせるということです。ご自分の肌質が脂性肌なら、脂性肌向けのシャンプー、乾燥肌なら、乾燥肌向けのシャンプーという感じです。
ここでは、肌質別におすすめしたい成分についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
脂性肌の方へ
顔がベタつく、あぶらっぽいという脂性肌の方には、高級アルコール系、または、オレフィン系の成分の入ったシャンプーがおすすめです。また、頭皮の汚れが気になる場合にも、おすすめです。
高級アルコール系成分およびオレフィン系成分が配合されたシャンプーは、皮脂を取り去る洗浄力が高いのが特徴です。
爽快感のあるシャンプーのため、泡立ちもよく、洗った後は、スッキリ爽やかになりますよ。
乾燥肌の方へ
乾燥肌の方には、高級アルコール系やオレフィン系ではなく、保湿成分であるアミノ酸系の成分が配合されたシャンプーをおすすめします。
アミノ酸系成分は、皮脂を取り去る洗浄力が弱いため、乾燥を防いでくれます。気を付けるポイントは、保湿成分があるため、多少ぬめり気がありますので、髪をお湯でしっかりすすいでシャンプーを落とすようにしてください。
ただし、肌にやさしい成分が配合されていても、中には洗浄力の高い成分も配合されているケースもありますので、注意が必要です。
敏感肌の方へ
敏感肌の方には、アミノ酸系も良いですが、ベタイン系成分の配合されているシャンプーをよりおすすめします。
頭皮にやさしく刺激も少ないため、赤ちゃんにも安心して使えます。
ベタイン系成分配合のシャンプーは、砂糖大根(ビート)という植物が由来で、肌にやさしく、赤ちゃんや子供用シャンプーに使われていることが多いのが特徴です。
また、敏感肌の方には、泡タイプのシャンプーもおすすめします。髪を洗う時の摩擦を少なくするために、泡タイプのシャンプーまたは、泡立てネットを使ってしっかり泡立て頭皮を洗うようにするとよいでしょう。
注意点としては、ボタニカルシャンプーやオーガニックシャンプーなどの自然派タイプは、肌にやさしいイメージがありますが、敏感肌には刺激となる精油が配合されているケースもあります。
精油は、ラベンダー油、ローズマリー油など、敏感肌には刺激になる成分となりますので、注意が必要です。
シャンプーの正しい使い方
ここまでは、人気のある市販シャンプーの選び方についてご紹介してきましたが、いくら、自分にあったシャンプーを選んでも、その使い方が正しくなければ、十分な効果が得られません。
ここでは、正しいシャンプーの使い方について、2つポイントをお伝えします。
シャンプーをしっかり泡立てる
シャンプーを正しく使うポイントの1つ目は、シャンプーをしっかり泡立てることです。
まずは、シャンプーを泡立てネットで泡立てるか、毛先になじませてしっかり泡立てましょう。
しっかりと泡立てることで、泡がクッションとなり、頭皮との摩擦を抑えてくれます。そのため、頭皮を傷つけずやさしく洗うことが出来るようになります。
毛穴の汚れを落とす
髪を洗うときは、髪を濡らしてシャンプーを付けて洗えばよいと思っている人も多いかと思いますが、実は、それだけでは足りないのです。
実は、それだけでは、頭皮の汚れが落ちてなかったり、脂分が残っていたりするからです。
ですので、髪を洗うときは、髪の汚れだけでなく、頭皮の毛穴の汚れを洗うイメージをもちましょう。
毛穴の汚れを落とすイメージで、しっかり揉みこみながらシャンプーを使えば、洗い上がりがこれまでとは大きく変わるはずです。
ぜひ、試してみてくださいね。
合わないまま使うリスク
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美容系の情報を探すと、さまざまなコラムやブログ記事が出てきますが、正直、広告宣伝のためのコラム記事も多いのが現実です。
何より、その人の髪質や頭皮環境に合う商品を探す方法は、毛髪や地肌の状態を直接確かめてから、今の悩みを確認した上での提案をしないと、本当の意味でその人の髪の悩みを解決する方法になりません。
地肌に優しいと書かれていても潤い成分が豊富と書かれていても、使用感は人それぞれ異なります。
どんなに高品質な成分を使い、天然由来の記載があっても、相性が悪い商品を選んでしまうと、むしろ逆効果になってしまうこともあります。
よって、まず自分の悩みが明確になっている方は、自分の地肌と頭髪の状態を美容師に見てもらいましょう。
その上で、どういう成分や効能が必要なのかアドバイスをいただくことで、絞り込みをしやすくなると思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。