白髪を抜くのがやめられない原因と対処法
コロナの影響もあって、家にいる時間が長くなり、なんとなくモヤモヤしている。・・・
洗面所の鏡に映る白髪が気になって抜き始めたら止まらない!
なんて方もけっこういらっしゃるのではないでしょうか。
普段だったら、こんなことはしないのに、なんか今までとは違う行動にふと気づき、「はあ~、ストレスたまってるのかな?」なんて思い落ち込んでしまうなんてこともあるかもしれませんね。
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そこで今回は、「白髪を抜く」のをやめられないという行動とストレスの関係性と自宅でできる簡単なストレス解消法についてもご紹介します。
白髪を抜き続ける行為はストレスの表れ?
普段なら、あまり気にならなかったことも、長い時間家にこもっていたりすると、どうしても、余計なことを考えたり、気にならなかったところが気になりだしたりするものです。
ましてや、今まで気にならなかったのに、ふと「白髪」を発見してしまったら、ショックで落ち込んじゃいますよね。
家に長い時間いると、時間がある分、なんとかモヤモヤを解消したいという思いから、白髪を発見しては抜いてということを繰り返すことになりがちです。
ただ、やっかいなことに、白髪を抜くと白髪がなくなるということはもちろんですが、「なんかスッキリする」という爽快感が生まれたりします。
この気持ち良さを覚えてしまうと、知らず知らず、白髪を抜き続けてしまうということになってしまいますので、注意が必要です。
なぜ、白髪を抜くと気持ち良くなるのか?
では、もう少し白髪を抜いた時の爽快感についてお話しましょう。
なぜ、白髪を抜くと気持ちよいのでしょうか?
それは、脳内で働く神経伝達ホルモン「セロトニン」と関係があります。
セロトニンは、別名「幸せホルモン」と呼ばれている脳内ホルモンのことです。これが不足すると、ストレスがたまりやすくなります。
何かしらの影響によって、セロトニンが不足し、イライラしたり、過剰に食べたくなったり、何かにやつあたりしたり、鍋を強くこすったり、体をかきまくったり・・・など、攻撃的になったり、気分が落ち込んで、何もしたくなくなったりします。
これらの原因は、その場しのぎですが、ストレスを解消するためと考えられています。
少しでも不安から解放されたいという思いが、こうした行動としてあらわれてくるのです。
ですから、白髪を執拗に抜く行為も、ストレスを解消するための行動と言えるでしょう。
ストレスによってセロトニンが不足する
ストレスによって脳内ホルモンのノルアドレナリンが大量に分泌され、それを鎮めるためにセロトニンが使われてしまいます。
こうして、ストレスの影響を受けることで、セロトニンがどんどん不足してしまうのです。
また、セロトニンは日光を浴びることで生成されるという特徴がありますが、日光を浴びる機会の少ない冬場や、昨今のコロナの影響で巣ごもりの生活を続けていると、日光を浴びにくい状況になりがちです。
できるだけ、密にならないところで、日光を浴びる時間をつくることをおすすめします。それだけでも、ストレス解消に役に立ちますよ。
ストレスは無意識のうちに感じている
ストレスは、自分で意識しているケースと、意識せず無意識のうちに感じているケースがあります。
無意識に感じているストレスは、心や体、行動に現れます。
たとえば、
「イライラする、落ち込む」といった心の不調
「朝から体がだるい」といった体の不調
「爆弾をたくさん買ってしまう、お菓子をたくさん食べてしまう」といった行動の不調
などがあります。
ストレスはないという人でも、何らかの障害を無意識のうちに抱えている可能性があるので注意が必要です。
ストレス診断チェック
白髪を抜き続けてしまうくらい、ストレスを感じているあなたは、今現在どれくらいのストレスを抱えているのか、チェックしてみませんか?
以下のチェック項目に回答してみることで、今のストレス度合を診断します。
【ストレス診断チェック】
以下に20の質問をご用意しました。それぞれの質問に「はい」か「いいえ」で答えていただいて、「はい」の数によって、あなたのストレス度を簡単に診断することができます。ぜひ、実践してみてくださいね。
- 夢をよく見るようになった
- よく風邪をひき、ひきやすくなった
- イライラして夫や子どもに当たり散らすことがある
- 目の疲れやめまいがする
- めまいがすることがある
- 以前より口内炎ができやすくなった
- 朝起きたばかりなのに疲れが取れない
- 頭痛、肩こり、耳鳴りなどがある。
- いつも何となく胃が痛い
- 胃が痛い、または苦しい
- 好きだった食べ物が食べられなくなった。
- ダイエットしていないのに体重が減った
- 寝つきが悪くなった
- いくら寝ても寝ても眠れない
- 何か決断を迫られたとき、すぐに結論を出すことができない
- お笑い番組や友人のジョークに笑えなくなった
- 人と会うのが嫌になった
- 急に息苦しくなった
- 音やにおいに敏感になった
- 物事を誤解したり、忘れたりすることがよくある
ストレス診断結果
健康レベル:0~3個
あなたの心は、まず健康です。あなたの心と身体は安定した状態にあります。今の生活習慣を維持し、ストレスを溜めないようにするとよいでしょう。
軽度のストレス:4~8個
あなたは軽度のストレスを抱えています。軽度だからといって甘く見てはいけません。少しでも体調の変化を感じたら、しっかり睡眠をとり、気持ちをリフレッシュするように心がけましょう。
中度のストレス:9~15個
ストレスが溜まっている状態です。肩こり、頭痛、倦怠感など、放っておくと悪化する可能性がありますので、早めに専門医を受診することをおすすめします。
重度のストレス:16~20個
ストレスが危険な状態になっています。体や心から、SOS信号が出ています。「笑顔がなくなった」「人と会うのが億劫になった」という人は、早めに専門医の診察を受診してください。
自宅でできる簡単ストレスケア
白髪を抜きすぎると、毛根にダメージを与え、髪に悪影響を及ぼしてしまいますので、ストレスを与えないようにすることが大事です。
とは言え、それが難しいんです!という方も多いと思いますので、ご自宅などで簡単にできるストレスをためない、ストレス解消法についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
リズム運動をする
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を増やすには、「リズム運動」がおすすめです。リズム運動には、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどがあります。
家の中で行うのであれば、窓拭きや編み物などがおすすめです。
また、幸福感を高めるために、心の中で「いいこと探し」をするのもおすすめです。
寝る前にベッドで行うと、ポジティブなイメージを心に植え付けることができるので、寝つきもよくなり、安眠できるようになりますよ。
日光を浴びる
太陽の光を浴びるのもおすすめです。
特に、朝日を全身に浴びるようにすると、身も心もスッキリします。
お散歩しながら、好きな音楽を聴きながら、15分程度日光を浴びるだけで、とてもリフレッシュされます。
他人や自分を褒める
「褒められる」と気分が良くなることが多いですよね?
実は、自分が褒められることでももちろん、気分が良くなるのですが、自分を含め誰かを「褒める」ことでも、気分がよくなるのです。
褒めることで「愛着ホルモン」と呼ばれるオキシトシンが分泌され、これによって、気分がよくなる傾向にあります。
褒めるとは少し違いますが、誰かに親切にする、困っている人のお手伝いをするなどでも、同様のことが起こり得ます。
赤ちゃんやペットと触れ合う
褒めることと同じ原理ですが、赤ちゃんやペットと触れ合うことでも、オキシトシンが分泌されやすくなります。
赤ちゃんを抱っこしたり、ペットを抱っこしたりすると、癒されて、いやなことを忘れてしまいますよね。
作り笑顔で笑顔のトレーニング
最後に、とっておきの方法です。
鏡に向かって作り笑顔でいいので、「笑顔のトレーニング」をしてみることをおすすめします。
笑顔には、脳をクールダウンさせ、自律神経のバランスを整える効果があります。
白髪を抜くのではなく、鏡に向かって微笑んでみると、だんだん気分が明るくなってきます。
また、気になる白髪を染めるという方法もあります。洋服選びが楽しくなり、気分も明るくなるはずです。
まとめ
いかがでしょうか?
セロトニンが増えれば、ストレスも解消され、心身ともに健康な状態に変わります。
ストレスを減らすことで、白髪を抜かず、白髪を染めるなど、気持ちや考え方に変化が現れるかもしれませんよ。
ぜひ、自分にできる方法を日々の生活に取り入れてみてくださいね。
それでは、今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。